話題の『チ。-地球の運動について-』はどんなマンガ?
2024年10月からNHK総合テレビにてアニメ放送も決定しました!
アニメ版『チ。ー地球の運動についてー』
— 魚豊 「チ。地球の運動について」「ようこそ!FACTへ」「ひゃくえむ」 (@uotouoto) July 25, 2024
今年10月、NHKさんで毎週土曜11時45分より、放送開始です!
ラファウ役 坂本真綾さん
ノヴァク役 津田健次郎さん
フベルト役 速水奨さん
アニメーションはマッドハウスさんです!
是非ご覧ください! pic.twitter.com/FoW0zIEV7D
『チ。-地球の運動について-』
「15世紀のヨーロッパを舞台に、禁じられた地動説を命がけで研究する人間たちの生き様と信念を描いた」熱いストーリー。
『チ。-地球の運動について-』は、作者「魚豊」さんによる歴史漫画で、15世紀ヨーロッパを舞台にしています。この作品は、当時異端とされていた地動説を追求する人々の物語を描いています。
この物語は3部構成となっていますが、ネタバレせぬようサクッと第1章をご紹介します。
あらすじ(第1章)
15世紀ヨーロッパでは地球を中心に他の惑星が動いているという天動説がキリスト教の基に絶対とされていたので地動説は異教と見なされて研究すら許されていませんでした。
物語は、地球が宇宙の中心であり、星が地球を中心に動いていると信じられていた時代に始まります。主人公のラファウは、12歳で大学に進学するほどの神童で、合理的な考え方を持っています。彼は、異端者として捕まっていたフベルトから地動説の美しさを教えられますが、最初はそんな考えは愚かだと否定します。しかし、ふとしたことをきっかけに地動説の正しさに気づきます。そして次第にその思想に惹かれていきます。
#チ球の運動について pic.twitter.com/DesjYFnS4v
— 『チ。ー地球の運動についてー』【公式】 (@chikyu_chi) August 18, 2024
登場人物の信念や熱い思い、言葉に胸が震えます。そして物語にどんどん引き込まれていきます。
天動説と地動説の歴史的背景
天動説
古代ギリシャの哲学者エウドクソス(紀元前400年頃~紀元前347年頃)やアリストテレス(紀元前384年頃~紀元前322年頃)によって提唱されました。この説は、地球が宇宙の中心にあり、他のすべての天体が地球の周りを回っているとするものです。2世紀には、ローマの天文学者プトレマイオスがこの考えを体系化し、彼の著書『アルマゲスト』で広く知られるようになりました。
中世ヨーロッパでは、天動説はキリスト教会によって支持され、宗教的な権威を持つようになりました。このため、天動説は長い間、標準的な宇宙観として受け入れられていました。
地動説
16世紀にポーランドの天文学者ニコラウス・コペルニクスによって提唱されました。彼の著書『天球の回転について』で、地球が太陽の周りを回っているとする新しい宇宙観を示しました。この考えは、当時の天文学界に大きな衝撃を与えました。
その後、ガリレオ・ガリレイやヨハネス・ケプラー、アイザック・ニュートンなどの科学者たちが地動説を支持し、発展させました。特にガリレオは、望遠鏡を使った観測によって地動説を証明しようとしましたが、彼の考えは教会からの強い反発を受けました。
主な出来事と影響
・古代ギリシャ: エウドクソスやアリストテレスが天動説を提唱。
・2世紀: プトレマイオスが天動説を体系化。
・16世紀: コペルニクスが地動説を提唱。
・17世紀: ガリレオやケプラー、ニュートンが地動説を支持し、発展。
これらの歴史的背景を通じて、天動説から地動説への移行は、科学の進歩とともに大きな論争を引き起こし、最終的には現代の天文学の基礎となりました。
『チ。ー地球の運動についてー』アニメ放送決定
この壮大な原作をアニメ化するのは「カードキャプターさくら」「葬送のフリーレン」などを手がけるアニメスタジオ・マッドハウス。 主要キャストとして、神童ラファウ役に坂本真綾、異端審査官ノヴァク役に津田健次郎、謎の学者フベルト役に速水奨がそれぞれ決定しました!
総合テレビ 毎週(土)夜11時45分
2024年10月放送開始
『チ。 ―地球の運動について―』ティザーPV
オープニング主題歌はサカナクションに決定
「山口一郎」さん コメント動画
エンディング曲はヨルシカの「アポリア」に決定
n-bunaさんからコメント
Q1、原作・台本を読んだ時の感想
引用元:©魚豊/小学館/チ。ー地球の運動についてー製作委員会
大変好きな漫画です。魚豊さんの漫画にはひゃくえむ。から続く人間的な熱がいつも潜んでいて、それがテーマと結び付いたときに爆発的な面白さが出てきます。チ。は「知る」ことへの熱を具現化したような作品なので、それとヨルシカで今作りたいものの共通項を、台本を読みながら考えました。
Q2. エンディングテーマに込めた想い
アポリアは哲学の言葉で、答えのない問いや、困惑を意味します。知りようのないものを知りたいという心を、アポリアになぞらえながら書きました。 歌詞に出てくる気球は、際限のない知の欲求の喩えです。気球は地表を離れて、段々と高く登っていく。気球の中から下を覗くと、地表にいた時とは違う景色、海が見えて、そこには魚の群れが白く光っている。そういう曲です。 僕の中でのチ。の解釈は「知」です。
Q2. ファンに向けて一言 素晴らしい原作の、その映像化に携われたことを光栄に思っています。よろしくお願いします。
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まとめ
『チ。-地球の運動について-』は「ビッグコミックスピリッツ」にて、2020年42・43合併号から2022年20号まで連載され 、単行本の累計発行部数は250万部を突破しています。
「この世は、最低というには魅力的すぎる」
「僕の命にかえてでも、この感動を生き残らす」
「そして今から、地球を動かす」
魂を乗せた言葉がこの物語を熱くします。10月から放送されるアニメが楽しみです。