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『地面師たち』ニンベン師の語の由来は?他の警察用語(隠語)種類も



Netflix『地面師たち』に出てくる「ニンベン師」とは?

地面師集団の重要な役割を担う人物です。「ニンベン師」について調べてみました。

 

 

 

 

Netflix『地面師たち』メンバー

■リーダー・ハリソン山中(豊川悦司

暴力団幹部で全体を統括し、作戦を立案する。冷淡で残酷。

■交渉役・辻本拓海(綾野剛

架空の土地取引の現場責任者。騙す相手たちとの交渉を行う。ハリソンに見出され、地面師となる。

■法律屋・後藤義雄(ピエール瀧

法律知識を活かし、交渉の仲介を行う元司法書士。言葉は荒々しい関西弁だが、妻子思いの一面もある。

手配師・稲葉麗子(小池栄子

なりすまし役をキャスティングし、教育する。

■ニンベン師・長井(染谷将太

パスポートや運転免許証などの公的文書を偽造する。

■図面師・竹下(北村一輝

情報屋。不動産や地主の情報を収集する。本物の土地所有者の身辺調査も行う。

 

「ニンベン師」解説

用語の起源

「ニンベン師」という言葉は、警察が使用する隠語で「にんべん」から派生しています。

警察用語では、「にんべん」は偽造事件を指します。これは「偽」という漢字の偏(にんべん)に由来しています。

仕事内容

「ニンベン師」は、本人確認に用いられるパスポートや運転免許証だけでなく、不動産取引に必要な登記簿謄本や契約書など、多岐にわたる書類を偽造します。偽造された書類は、不動産詐欺や詐欺融資など、様々な犯罪に悪用される恐れがあります。これらの行為は、有印私文書偽造公文書偽造に該当し、重い刑罰が科せられるだけでなく、共犯として他の犯罪に巻き込まれるリスクも伴う、極めて危険な犯罪行為です。
「ニンベン師」は高度な専門知識と技術が必要なため、その数は限られています。犯罪組織にとって、「ニンベン師」は成功するために欠かせない存在と言えるでしょう。「ニンベン師」を抱えた組織は、偽造されたパスポートや契約書などを利用し、より巧妙かつ大規模な犯罪を実行できるため、他の組織よりも成功しやすい傾向にあります。

 

警察用語(隠語)について

警察用語(隠語)は、警察官が業務中に使用する特殊な言葉や表現です。これらの用語には以下のような特徴と目的があります。

秘匿性の確保

警察官は市民のプライバシーに関わる情報を扱うため、会話の内容を第三者に悟られないようにします。

多様性

警察用語は非常に多岐にわたり、各都道府県警察で独自の用語が存在することもあります。

時代による変化

一般に広く知られてしまった用語は、新しい表現に置き換えられることがあります。

具体的な警察用語の例

「にんべん」: 偽造事件を指す。「偽」の字の偏に由来
「ごんべん」: 詐欺事件を表す。「詐」の字の偏に由来
「さんずい」: 汚職事件を意味する。「 汚」の字の偏に由来
「うかんむり」: 窃盗や空き巣などの犯罪を指す。「窃」の字が由来
・「ゆみへん」: 強盗や強姦など「強」がつく犯罪を表す。
・「よこ」: 横領事件を指す。
・「ひっかけ」: 合鍵やピックなどの解錠工具を意味する。
・「かいもの師」: 万引き常習犯を指す。
・「のび」: 泥棒のこと。「忍び」から来ている。
・「プー屋」: ダフ屋を指す。チケットの「プ」が由来。
・「ラジオ」: 無銭飲食を意味する。無銭と無線をかけている。

これらの警察用語は、警察官同士のコミュニケーションを円滑にし、機密情報の保護に役立っています。ただし、一部の用語は一般にも知られるようになり、新しい表現に置き換えられることもあります。

 

 

 

 

 

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まとめ

警察用語や「ニンベン師」のような特殊な言葉は、私たちの知らない世界の一端を垣間見せてくれます。
2017年に積水ハウスが55億5000万円を騙し取られた事件をモデルにした小説『地面師たち』を映像化したNetflixドラマ『地面師たち』。もう一度、視聴したいと思います。冷静沈着で目的のためなら躊躇なく人を殺し、罪悪感も感じない冷酷無比なハリソン山中(豊川悦司)にビビります。「もう ええでしょ」も見たいし😀


 

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